
気温が下がると、子どもの感染症が増えてきます。ここでは、秋から冬に多い病気と、「おうちで様子を見ていい時」「すぐ受診したほうがいい時」の見分け方を、やさしくまとめました。
秋冬に増える主な感染症
- インフルエンザ12月〜3月ごろに流行。急に高い熱が出て、体がだるく、頭やのど、体のふしぶしが痛くなります。
- おなかの風邪(感染性胃腸炎・ノロウイルスなど)特に冬に増えます。吐き気・嘔吐・下痢・腹痛が主で、多くは1〜2日で落ち着きます。うつりやすいので、手洗いが大切です。
- 溶連菌(ようれんきん)感染症のどの痛みと熱が主で、舌がイチゴのように赤くブツブツすることもあります。お薬(抗菌薬)が効きますが、症状が治っても、決められた日数(ふつう10日ほど)を飲み切ることが大切です。
RSウイルスやロタウイルスは、以前は秋冬に多い病気でしたが、近年は流行する時期が変わってきています(春から夏に多いこともあります)。時期に関係なく、赤ちゃんがゼーゼーして苦しそうなときは注意してください。
おうちで様子を見ていいことが多いサイン
- きげんが良い
- 水分(麦茶や経口補水液など)がとれている
- あやすと笑う
- おしっこがいつも通り出ている
こんなときは、あわてずに、水分をこまめにとって、ゆっくり休ませてあげましょう。
すぐに受診・相談したいサイン
- ぐったりして元気がない
- 呼吸が速い、 苦しそう、ゼーゼーする
- 顔色や唇の色が悪い
- ずっとうとうとしている
- 生後3か月より小さい赤ちゃんの発熱
- けいれん(ひきつけ)
- 何度も吐く
- 半日以上おしっこが出ない、水分がとれない(脱水のサイン)
これらがあるときは、早めに受診してください。夜間や休日で迷うときは、小児救急電話相談「#8000」に電話で相談できます。
おうちでのケア
- 水分少しずつ、こまめに。いやがるときは無理にあげなくて大丈夫です。
- 休養しっかり休ませましょう。
- 熱さまし(解熱剤)熱の高さそのものより「つらそうかどうか」で使います。子どもにはアセトアミノフェンがよく使われます。量や間隔は、もらったお薬の指示を守ってください。
いつから園・学校に行ける?(目安)
- インフルエンザ熱が下がっても、発症から5日、かつ解熱後2日(幼児は3日)が過ぎるまでお休みします。
- 溶連菌お薬を飲み始めて24時間たち、元気になっていれば登園・登校できます。
- おなかの風邪吐き気や下痢がおさまり、いつもの食事がとれるようになってから。園や学校の指示にも従ってください。
予防のためにできること
- 手洗い(水と石けん)が基本です。特におなかの風邪には効果的です。
- 咳が出るときはマスク、お部屋の換気も大切です。
- ワクチンで防げる病気もあります(ロタ、インフルエンザなど)。
発熱があるときのご予約
発熱や感染症が疑われる症状のある方 は、発熱外来の予約枠をご利用ください。受診されるご家族の人数分のご予約をお願いいたします。
この記事は、厚生労働省・日本小児科学会「こどもの救急」などの情報をもとに作成しています。受診の目安は一般的なものです。心配なときは早めにご相談ください。



